Q&A

Q5 「うちの子が噛み付いていないか心配です」(1歳クラス)

A:こういう質問も多く寄せられます。自分の子どもがお友だちを傷つけたりしていないか気にされる方は大変多いのです。
園内でのケガは、園の責任であると考え、保護者にお子さんが他児を噛んだことを言わない園が増えてきているからでしょうか。もちろん、気になる時には先生に聞いてみてください。何もなければ、その旨教えてくれるでしょうし、何かあったらあったで、そのときの状況を知らせてくださるでしょう。

そしてもし、噛み付いたり引っ掻いたりという事実が分かったら、理由がなんであれ、相手のお子さん(親御さんにも)一言ご挨拶すればいいのだと思います。Q4でもご説明した通り、この時期の噛み付きは自我の現われです。噛み付く側が必ずしも悪いということはありません。ただ、相手を傷つけてしまったことに関しては、まだ、善悪のよくわからないお子さんの代わりに「お子さんの腕を噛んでしまったようで、本当にごめんなさい」と謝罪しましょう。大概の場合、「いえいえ、うちの子も悪かったのだから・・」という会話で一件落着することが多いものです。

この時期の子どもたちは、相手を傷つけよう、やっつけようと思って噛んでいるわけではありません。おもちゃが欲しくて、先生を独り占めしたくて、自分の場所をとられそうになって・・つい、口や手が出てしまうだけなのです。
ひとりっこが増えてきた今、ご家庭で兄弟げんかをしないということは、こういう貸し借りを学ぶ場が保育園になるわけです。いろいろなことがありますが、その都度、先生や他のお母さんとコミュニケーションをとっていくことで、成長していきます。あまり神経質にならず、そういう衝突が起きたときに「心から謝罪しよう」と決めておいたらいかがでしょうか。
子どもが大人になるまでに何年もかかり、その間いろいろなことが起こります。ひとつひとつ、起きたときに周りの力を
借りて解決していければいいと思いませんか?そういう親御さんを見て、子どもさんも真似をするようになると思いますよ。