病気とケガ

何度までなら大丈夫? 

何度までなら大丈夫? 

何度までなら大丈夫? 

37.5度が乳幼児の発熱の目安ですが、例えば38度以上の高熱が出たような時にはどうすれば良いのでしょうか。
これもあくまで一般論ですが、38.5度までの熱であればあまり慌てずに様子を見て、発熱が続くようなら受診した方が良いでしょう。
38.5度を超えるような熱がある場合にはできれば早めに受診しましょう。
熱とからだの関係についても参考資料を見てみましょう。

『乳児保育の基本』
責任編集:汐見稔幸・小西行郎・榊原洋一
一般に高熱のほうが微熱よりもととなる病気の重症度が高いと考えられていますが、医学的にはあまり根拠はありません。突発性発疹症(※)は時に40度近い高熱の原因になりますが、自然治癒する予後のよい感染症です。心臓の弁に細菌感染が起こる心膜炎は、微熱でも心不全の原因になる重い疾患です。
高熱で困るのは、熱性けいれん(※)の既往のある子どもです。高熱によって熱性けいれんが再発する可能性があるからです。解熱剤は本人がつらい場合、頭痛などの発熱に伴う随伴症状があるときにはつかいますが、今かかっている疾患には効果がありません。薬剤による重篤な副作用がまれに起こる解熱剤を使用しない医師もなかにはいます。
また、熱性けいれんの既往のある子どもでも、解熱剤を使用しないことのほうが多いのです。それは、熱性けいれんは熱の上がり際に起こりやすいといわれていて、解熱剤でいったん下がった熱が、薬の効き目が切れることにより再び上がることで、けいれんが起こってしまうことを避けるためです。
高熱自体では、脳などへの後遺症は起きませんので、安易に解熱剤は使用しないほうが賢明です。
※補足:熱性けいれん
熱が上がる時に、白目をむいて手足が伸び、細かくふるえるなど、けいれん(ひきつけ)が起こること。乳幼児に比較的多くみられる。熱性けいれんが起こる原因はわかっていない。
※補足:突発性発疹
乳児が最初に出す高熱の原因としてよく知られている感染症。突然39度から40度の高熱がでて3日~5日続き、下痢を伴うこともある。熱の割りに子どもの全身状態がよいのが特徴。解熱後12~24時間して、全身に細かく赤い発疹が出現する。この時期、はじめての熱性けいれんを起こす可能性がある。生後6ヶ月~15ヶ月に発生する頻度が高い。

以上のように、熱が高いからといって症状が重いということでもありません。
乳幼児の場合、熱が出たからといって、安易に市販の解熱剤をのませるのではなく、受診して医師の指示に従うようにしましょう。

▲ ページTOPへ