こんな時どうする?

噛みつきやひっかき

噛みつきやひっかき

噛みつきやひっかきの原因

1~2歳くらいになって、周りのお友だちと触れ合うことが増えてくると、周囲とのトラブルも増えてきます。
子どもは1歳半を過ぎた頃から明確な自我が芽生えてくるといわれています。「自分が・・・」や「自分のおもちゃ」という自己主張が出てくる時期なのですが、言葉はまだまだ未熟な時期、言葉の代わりにからだで表現しているのが、噛みつきやひっかきだと考えられます。
お友だちに噛みついたり、ひっかいたりするのを見ると、「何て乱暴なことをするの」と思ってしまうかもしれませんが、子どもは悪気があるわけでも、乱暴なことをしているつもりもなく、自分の思い通りにならない時に自己主張しているに過ぎません。そして、このような行為も成長する上で大切な1つの過程だと考えられています。
少しずつ言葉が増えて、上手にコミュニケーションをとることができるようになると、自然になくなっていくのが普通です。

噛みつきやひっかきをした時の対処

成長の1過程だから放っておけば良いというわけではありません。
噛んだり、ひっかいたりするのはいけないこと、噛まれた子は痛い思いをしているのだから謝らなければいけないこと等、当たり前のことはきちんと教えてあげることが必要です。
同時に、噛んだりひっかいたりした理由を考えて、自己主張する時にはからだではなく言葉で表現することを教えてあげる必要があります。
例えば、おもちゃの取り合いで噛みついてしまったのであれば、おもちゃが欲しい時には「欲しい」とか「貸して」って言うのよ、おもちゃをとられたくなかったら「とらないで」って言ってごらん、というように。
これは一度教えて次からすぐできるものではないので、何度も繰り返し教えてあげることが大切です。「噛んじゃダメ!」「ひっかくのはいけないって言っているでしょう!」と頭ごなしに叱るよりも、このような方法の方がより効果的だといわれています。

噛みつきをしない子

噛みつきやひっかきは成長の証というけれど、うちの子は全く噛みついたりひっかいたりすることがない、何か問題があるのかしら?と逆に心配してしまうお母さんがいるかもしれません。
子どもの成長を考える際の大前提は、成長は子どもによって差があるということです。まして成長の現れ方は千差万別といえるくらい大きな差があります。噛みつきやひっかきがない子であっても、何の問題もなく成長していることが多いので、心配する必要はありません。別の形で自己主張をしているのかもしれません。

先輩ママの体験談
うちの子は元々おとなしい子でしたが、2歳くらいになっても噛みついたりひっかいたりすることは、ほとんどありませんでした。
むしろ、お友だちから叩かれたり、おもちゃをとられたりしても、されるがままで何も言いません。お友だちのお母さんは「優しいのね」などと言ってくれますが、私としてはイライラして情けなくなりました。何度も「なぜイヤって言わないの」と言いましたが、ほとんど効果はなく、保育園から噛まれた跡をつけて帰ってきた時には「きっと先生にも何も言わなかったのだろうな」と思い、泣けてきました。
ところが、小学校に上がってからは、イヤなことはイヤと言うようになったのです。あとあと「おかあさんに言われたから、言うようにした」と聞きましたが、このときはじめて、子どもによって時期があるのだなということに気がつきました。その後、お友だちとのつき合いにも特に大きな問題はなく、元気に成長してくれています。「子どもには個性がある」ということばが子どもが大きくなってから少し理解できたような気がします。
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