こんな時どうする?

仲間はずれ・いじめ

仲間はずれ・いじめ

仲間はずれ・いじめ

昨日まで仲良く遊んでいたのに、今日になると口もきかない…というようなことは、子どもの間では日常茶飯事といってもいいくらいよく起こります。
ケンカ、仲間はずれ、いじめ…といった言葉が浮かんできますが、それほど深刻な状況ではないことも多いものです。
この頃の子どもは、周りの子どもたちと言い争いやケンカをしながら、悪戦苦闘して人とのかかわり方を身につけていっていると思われます。周りとかかわる中で、自分の思い通りにならないことを経験し、それなら次にどうしようかという知恵を身につけていきます。以下の例は、ある保育園でのできごとです。

【お正月明けのカルタ遊び】
お正月明けの保育園では、カルタ遊びが流行していました。ヒトシ君(仮名)も友だちと一緒にカルタ遊びに加わったのですが、まだあまり字が読めません。そのため、周りの子どもたちがどんどん札をとっているのに、ヒトシ君は1枚もとることができません。悔しくなったヒトシ君は、カルタをぐちゃぐちゃにしてしまい、「へへ~ン」と笑いながら逃げていく。こんなことを繰り返していると、周りの子どもたちがヒトシ君を仲間に入れないと言い始めたのです。そうなると、ヒトシ君は余計にみんなの邪魔をして、口ゲンカが絶えない状態になってしまいました。
保育士さんがヒトシ君に話を聞くと、「みんなと遊びたい」「カルタをとれるようになりたい」と思っていることがわかりました。そこで、保育士さんはヒトシ君とカルタ取りの練習を始めました。初めは少ない枚数から始めて、少し札がとれるようになるとヒトシ君も大喜びで一生懸命練習します。そのため、あっという間にみんなと同じくらい札がとれるようになりました。
その後は何もしなくても自然にヒトシ君はみんなの輪の中に入っていき、周りの子どもたちも一緒にカルタ遊びを楽しんでいました。

こんな例を見てみると、仲間はずれにした側にも、仲間はずれにされた側にも、それぞれ言い分があり、理由があります。
そんな時に、身近にいる大人が、トラブルになった理由を探してみて、少し手助けをすることで、自然に元通りの仲良しに戻っていくといったことはよくあることです。
この時期、いじわるな気持ちで仲間はずれにするというような、意図的ないじめはあまりないようです。トラブルになってしまった原因を探しだし、子どもと一緒に解決方法を探り、少し手助けすると、元通りになることがよくあります。
決して仲良くしなさいだけでは解決しないのです。

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