あせらず「しつけ」

食事中、少しもじっとしていない

前回の続きです。

「食事中、少しもじっとしていない・・」そんなお子さんがたくさんいると思います。
お母さんたちは、何度か注意しつつも、最終的には諦めてしまうということが多いのかもしれません。

一例をご紹介しましょう。

ある3人の子どもを持つお母さんから相談を受けました。
お子さんの年齢は、1歳、3歳、5歳です。

「食事中、立ち歩いてしまうんです。叱ってもすぐまた立ち歩くし・・こういうときには、どうしたら
いいんでしょうか・・」という内容でした。

「食事中、お母さんはどうされているんですか?」と伺ったところ・・
「私は、やることがいろいろとあるので、食事を出したあとは、家事をしています。洗濯機を回したり、麦茶を作ったり・・」

我が家では、子どもがふたりとも、もう成人になりました。それぞれが、仕事をしたりバイトへ行ったりと生活のリズムはなかなか揃いません。そんな家族が会話に花を咲かせるのは、やはり、食事の時間なのです。

食事は、栄養をとるだけのための行為ではありません。食事中、家族で会話をしたり、「おいしいね」と共感しあったり、そこから食事の話、学校の話へと会話が広がる「おいしく」「楽しい」時間です。

相談をしに見えたお母さんには、「家事をしたい気持ちはわかりますが、まずは、お母さんも食卓に座って、食事を楽しみませんか?」と提案をしました。そこで、思う存分お母さんや兄弟と、会話や食事を楽しんだ子どもは、満足して、その後家事をしているおかあさんに、まとわりつかなくなるかもしれませんよ。と話しました。

おかあさんは、早速実行に移してくれました。
そして、数日後、「私が座っていると子どもたちも座っているものなのですね」と話してくれました。

自営業をしていたお母さんからも同じ相談を受けたことがあります。
事情は同じですね。子どもに食事を出したらお仕事があるのです。

私は同じように話しました。結果は同様です。
子どもは、親を見ています。そして、家族と一緒に思いを共有したいと思っています。

一日中一緒にいるのは難しいかもしれませんが、まずは、食事の時間だけでも、団欒してみませんか。

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