あせらず「しつけ」

② 言うことを聞かなくても困らない

子どもが言うことをきかない理由のふたつ目は、『言うことを聞かなくても困らない』です。

私たち大人は、なぜ、子どもに言うことを聞いて欲しいと思うのでしょうか。
ルールを伝えたい。善悪を伝えたい。思いやりの気持ちを持って欲しい。わがままを言わないようになって欲しいなど
いろいろな思いがあるからでしょうか。

実は、上記の理由は、大人側の理由なのです。

子どもにとっては、「なぜわがまま言ったらだめなの?だって、ぼく、それが欲しいんだもん」と思うことでしょう。
「あなたのためを思って言っているのよ」も同様です。「余計なお世話」と思われたら元も子もありません。

そこで、だいぶ話のわかる年齢(3歳以上)になった子どもには、下記のことを伝えてください。

「注意するべき事柄」+「こども本人が困る理由」

例1) いつも片づけをせずに、次から次へとおもちゃを出して部屋を散らかすYくん
おかあさんは、つい次のように言ってしまいます。

「何回言ってもわからないのなら、おもちゃは全部捨てちゃいますよ」

実際に、おもちゃは全部捨てるのでしょうか。ほとんどの方が捨てないと思います。子どもを脅かして、言うことを聞かせたいと思っての発言ですよね。もしかしたら1回目は効果があるかもしれません。しかし、「本当はおかあさん、言うだけで捨てないじゃん!」と思ったら、子どもは無視するようになるでしょう。結局、子ども自身は困らないのですから・・

ここで、必要なのは、子ども本人が困る理由です。それでは子どもが困る理由を考えてみましょう。

→  例①「おもちゃは全部捨てますよ」と言って、本当に処分する。
      (困るのは大人も同じですね・・)
   例②「片付けないのなら、おばあちゃんのお家で預かってもらいましょう。」と話して、
      おばあちゃんの家に送る。
   例③「おもちゃを買っても、遊んだ後に片付けないのなら、
      これからはもうおもちゃは買わないよ。」と宣言してその後、本当に買わない。

いかがでしょうか。
どれが正解というわけではありませんが、実際に子どもは困るのではないでしょうか。

脅しや嘘で効果があるのは、最初だけです。こどもにマナーやルールを伝えていきたいのであれば、子どもが困るであろう理由を説明して、「買わない」と言ったら本当に「買わない」というように、毅然とした態度をとる必要があります。

子どもが、「コレは困る」と感じて片付け始めたのであれば、「それじゃ、おばあちゃんの家から持って帰ってこよう。」と

おもちゃを回収してください。子どもに伝えることばには責任を持ち、約束は必ず守る。まずその姿勢を持って、子どもに向き合ってみてください。子どもと思って侮るなかれ。こどもに嘘やごまかしは通用しません。

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