親になる前に 〜児童虐待の要因と解決策について

赤ちゃんの成長・発達について

親準備性の問題
赤ちゃんの成長・発達について

発達段階の中で、特に虐待と関連する乳幼児の状態を挙げておきます。

○夜にずっと、泣きっぱなしの赤ちゃんも、2か月には睡眠リズムができてくる。
だから、3ヶ月の声を聞くまで、昼間に眠れるように体制を整えて、我慢すれば何とかなる。

○6〜8か月頃から、人見知りが始まる。
人見知りは、特定の大人と愛着が形成されている何よりの証拠なので、喜ばしいこと。他の人に預けにくくなって面倒くさい時期だけど、1歳半を過ぎればおさまってくる。

○2歳半〜3歳にかけて、自我が芽生えて、何でもイヤッと言う時期が来る。これは第一反抗期と昔は言ったけど、反抗してるわけでもないし、わがまま言っているわけでもない。
単に、“自分はこうだ!”と自己主張したいだけの時期ということ。
これを、許すとわがままな子になってしまうからと、(自己主張を)許したらダメ、親の言うことをしっかり聞く子に育てなければ・・・というのは、
(子のパワーが強ければ)無駄な努力になるか、親が育児不安に陥るか、
(親のパワーが強ければ)虐待につながりますし、自己主張できない、自分の意志を持てない、自分で何かやろうと意欲的になれない子になってしまいます。

親が育児不安になるのは、時が過ぎれば何とかなるかもしれませんが、子を虐待し、子から自由意思を奪ってしまうと、どうしようもありません。
怖いことだと思います。
例えば、保護者懇談をしていると、ぶわーーっとしゃべるお母さんの横で、ボー―っと黙って下を向く男の子の多いこと!
母のパワーが強すぎると、男子が伸び伸び育っていない、という光景は本当によくありますので、ご注意を。
女子の場合、パワーの強すぎるお母さんでも、パワーを奪われっぱなしということもなく、同じようにぶわーーっとしゃべっていますが・・・・。
また、父親のパワーが強すぎる場合も、男子は委縮してしまっている場合が多いですが、スキを見て悪さをするパワーは育っているようです。父親が強すぎる女子の場合は、一見、おとなしい、控えめな女の子の場合が多いのですが、母親の状態次第です。母親が委縮していれば委縮するし、そうでなければ、そうならない。

同性をモデルにして、自分の身の処し方をそれぞれが身につけていっているようです。
余談になりました。
ここに挙げた発達の見通しを知らなければ、いずれも虐待につながるきっかけになる事柄なので、生徒にはしっかり理解してほしいところです。
特にイヤイヤ期の子どもの扱いは大変ですが、親自身のあり方が試されている時期でもあります。

その他の知識として
○赤ちゃんはなぜ泣くのか
○揺さぶられ症候群
○公的機関の利用
なども、知識として重要です。他の項目で。

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